*Origgin Pte Ltd:ベンチャービルダー・投資会社。シリアルアントレプレナー(連続起業家)であるメンバーにより、官民一体でのスタートアップ創業を複数実現してきた実績を保有。アジア各国政府・政府機関・民間企業との連携、Deep-Techの目利き、スタートアップ創業を先導している。シンガポール科学技術研究庁(ASTAR)とも提携しながら、これまでシンガポール国立大学(NUS)などアジアのトップ大学と既に30社以上のベンチャーを共創している。
日本の眠れる技術(Deep-Tech)と、シンガポールの官民一体でベンチャーを創業し、地球規模の課題解決と向き合います。Adaptのスキームを活用することで、海外展開時によく聞く課題でもある、資金や人材確保問題、東南アジア大企業とのコラボレーション、最適な場所での実証実験(POC)、株の配分などまでをスムーズに進めることが可能となります。
JR東日本シンガポール事務所やOne&Coは大学との調整や事業立ち上げの支援〜拠点の提供などを、Origginでは技術の目利きや商用化までの支援を担うことで、日本のDeep-Techが東南アジアで事業化・収益化するために必要なプロセスを網羅していきます。
従来の日本型海外進出は、「日本で洗練させた事業を海外に輸出する」モデルが多い印象です。一方、多くの企業が海外でのニーズを把握しきれず海外で通用せずに撤退する(進出しない)という課題に直面していることから、「Born-Globals(創業時から世界展開を見据えた事業モデルを構築する企業)」を増やすことが重要であると私たちは考えるようになりました。そこで昨年来、大学関係者や大学発スタートアップ、大学VC、関係省庁などと議論を重ね、徐々にプラットフォームの必要性やあるべき姿が見えてきました。同時に、とても有意義で可能性ある取り組みである確信を得れたことから今回、「Adapt」というプロジェクト名で広く公開しつつ、連携に興味を持たれる大学(や企業・団体)を募集することに決定しました。
*Deep-Tech:深刻な病気や社会課題などのDeep-Issueを解決する技術。年々重要性を増すSDGsに関連した社会課題を解決するイノベーションの源泉としてDeep-Techへの注目度も高まっている。
日本のDeep-Tech研究(室/者)は、JR東日本シンガポール事務所とOne&Coを通じAdaptに参加いただきます。その後、Origgin社と連携しつつシンガポールに拠点を構え、技術シーズに応じ東南アジア各国での事業展開を進めていきます。
Adaptでの事業化スキーム開始から2年を目安に単独経営できることを目指しながら、研究者は研究進化に専念できる環境づくりをサポートしていきます。また、これら事業化プロセスに日本の研究者/学生/若手社会人等が参画することで、経営人材の育成も同時に狙えるようにします。
世界的にも高い競争力を維持し、産学官が連携したスタートアップエコシステムを誇るシンガポール政府が注力する「①Agri-food」、「②Sustainability」、「③Advanced engineering」領域にフォーカスしつつ、反応を見ながら柔軟に領域を拡張していく予定です。今後のさらなる展開に是非ご期待ください。
Adaptのスキームで日本の大学/企業等の研究を東南アジアでビジネス化し、地球規模で課題解決しながら日本の研究開発力の発信にもつなげていきたいと考えています。少しでも興味ある大学(や企業)のご担当者は、下記メールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
Adapt運営事務局: [email protected] (担当:伊藤)