D・カーネギーは、著書「人を動かす(1999年)」において、「頭の中の整理の方法」としての「人に話を聞いてもらう」利点を述べています。例として、南北戦争中の最中、政策について悩んでいたリンカーンが旧友を呼び出して話を聞いてもらったというエピソードが取り上げられています。その友人との会話の後、リンカーンは奴隷解放宣言を出しました。
ここで興味深いのは、リンカーンが話し相手に選んだのが、側近ではなく、旧友だったという点です。直接、実務と関係ない人だからこそ、心理的なハードルなしで「話すこと」を通して頭の中を整理し、考えをまとめることができる、という例です。
One&Coではこれまで多岐にわたる取り組みを展開してきました。その結果、「洞察力に優れ、自ら行動し、実績と高い人間性を兼ね備えているヒト」にとても多く出会うことができています。どなたも周囲の人と協力し物事に取り組んていたり、他人の考えや行動を変えるキッカケを作っていたりと、エネルギーに満ち溢れています。そんな方々が、壁打ちの「壁」になることで、ニューノーマル時代のグローバルビジネスをアップデート出来無いかと思ったことが、今回のプロジェクトの始まりです。
海外展開や新規事業などで行き詰まりを感じていたり、ブランディングをどのように設計すれば良いか分からないなどの思いがある方は、この壁打ちプラットフォーム『KBUC』のプロセスを通じ、「自分の考えを第三者に話し、そこから返ってくる反応を元に、さらに考えを深めていく」ことが可能となり、組織内だけでは得られないような「問い」や「気づき」が得られます。
1)KBUCの主な流れ
①参加者は「壁(の皆さん)」に対し、自分の考えを言葉で投げる。
②壁に(ボールのように)言葉を跳ね返してもらう。
③壁と何度かラリーしていくうちに、思いがけない所からボールが返ってきたり、遠く離れた所にボールが跳ねていく。
④徐々に今までと異なる角度で世界が見えたり、これまでの定石に囚われない考えができるようになる。
*「壁(の皆さん)」とのセッションは、One&Coのラウンジスペースにて実施予定です。1回のセッション時間や回数などはご相談内容によって異なりますので、お申し込みいただいた後、事務局で調整させていただきます。
2)「壁」(=KBUCメンター)
壁となるKBUCメンターの皆さんはそれぞれ異なる専門的領域において、現在も第一線で活躍している方を予定しています。
<KBUC Chairman 関 泰二さん>
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学修士課程を修了。文部科学省管轄の公益法人を経て、シンガポール政府国際企業庁でシニアマーケットオフィサー、及び在京シンガポール共和国大使館商務部で商務官を歴任。現在は東南アジアを中心にBusiness Strategist(事業戦略家)として様々な事業に関わる。2021年1月よりOne&Coアドバイザーに就任。https://www.oneandco.sg/ja/community/seki-san/
3)第一期 KBUC 参加対象者
・事業の海外展開を考えている方
・新規事業などで行き詰まりを感じている方、新たな視点が欲しい方
・ブランディング設計について悩んでいる方
*個人でも、企業単位でもお申し込みいただけます。
4)第一期 KBUC 参加料金
無料
5)申し込み/お問い合わせ
以下メールアドレスまでお問い合わせください。
[email protected] (担当:森原)
*お申し込みいただいた後、「壁」とのマッチングをOne&Co運営事務局でさせて頂きます。
*企画運営:株式会社CO&CO